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愛荘町のこども食堂で彦根東高生が「大藪かぶら」振る舞う 

(左から)彦根東高校の冨江彩加さん、中西麻理香さん、戸田万祐子さん

(左から)彦根東高校の冨江彩加さん、中西麻理香さん、戸田万祐子さん

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 彦根東高校グローバルサイエンス部社会科学班の生徒らが1月17日、愛荘町町民センター(愛荘町愛知川)で開催されたこども食堂「トワイライトぱらでいろ」で、自分たちで栽培し収穫した「大藪かぶら」を使った料理を振る舞った。

調理の様子

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 「トワイライトぱらでいろ」は、不登校の児童生徒や保護者のための居場所作りプロジェクト「ぱらでいろ」が毎月第3金曜日に開いている夜間のこども食堂。寄付された野菜などを使い、地域ボランティアの協力を得て、食を通して子どもたちが安心して過ごせる場所やイベントを提供している。

 同校グローバルサイエンス部社会科学班は、「大藪かぶら」の普及を通して地域活性化を目指している。今回、自分たちが育てた「大藪かぶら」の調理を通して子どもたちと交流を図りたいと提案。同企画が実現した。

 生徒と参加した子どもたちは、生徒が事前に準備したレシピを元に、カブラや野菜を使った「雑煮」とカブラの葉とホットケーキミックスで作る「パンケーキ」を一緒に調理。高校生の手ほどきを受けながら、慣れない手つきながらも楽しそうに調理に取り組む子どもたちの姿が見られた。

 同校2年の中西麻理香さんは「ずっとこども食堂に参加してみたかったので、今日はとても楽しかった。将来の進路を考えるのにいい経験になった」と話す。参加した子どもたちからも「一緒に作れて楽しかった」「楽しい時間を過ごせた」「次回はもっと手際よく作りたい」などの声が聞かれた。

 「ぱらでいろ」代表の原一晃さんは「今回、高校生たちと一緒に過ごせてとてもうれしかった。高校生たちの参加は、こども食堂に関わる人たちの思いをつないでくれた。感謝している」と振り返る。

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