
愛荘町くらし安全環境課と同町地域おこし協力隊員の葛谷美代子さんが共催して、「土と野菜作りのセミナー」を2月22日、「ゆめまちテラスえち」(愛荘町愛知川)で開催した。愛荘町では今回が初の開催。
当日は、およそ70人の参加者が集まり、中には親子で参加する姿も見られた。イベントでは、同町在住で町内や国内外の農家に「土作り」「野菜作り」について指導している、島本微生物工業(甲賀市水口町)研究農場長の黒木要さんが講師として登壇。黒木さんは「野菜作りには欠かせない土作りについて」「どのような肥料を使えば良いのか」「この時季にすべきこと」「畑の作り方」などを分かりやすく説明した。
セミナーでは、普通のイチゴと肥料にこだわったイチゴの「食べ比べ」も実施。会場からは「香りが全然違う」「コクや甘みが違う」などの声が聞かれた。最後に、黒木さんが育てたプチトマトが土産として参加者に配られた。
黒木さんは「土作りにおいて根っこさえ伸びやすい環境を作ることができれば、野菜は病気にもなりにくく、栄養価も高まり、多く収穫できる」と話す。「このイベントをきっかけに家庭でもおいしく、安全な野菜を作れるようになってもらえれば」とも。
2回目は4月中旬に予定する。