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彦根の手作り焼き菓子店「ジョワプラスエー」が移転リニューアル

店主の望月文香さん

店主の望月文香さん

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 週末のみ営業する焼き菓子店「joie+a(ジョワプラスエー)」(彦根市松原町)が3年4カ月営業していた平田町の店舗から松原町に移転リニューアルオープンして、3月2日で1カ月がたった。

定番のディアマンクッキー。一番人気=joie+a(ジョワプラスエー)

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 店主の望月文香さんが作る焼き菓子を並べる同店。ヨーロッパのアンティーク調インテリアでまとめた店内に、クッキーやパウンドケーキ、季節ごとのマフィン、旬の食材を使った焼き菓子17種類ほどを並べる。バレンタインやホワイトデーなどのイベントシーズンにはクッキー缶も用意する。

 添加物や着色料は使わず、素材の味が伝わりやすいよう使う材料はシンプルにし甘さを抑えている同店の焼き菓子。クッキーは、生地を休ませる時間を長く取り、空気をたくさん含ませる製法で、「サクホロとした食感を生み出している」という。

 製菓専門学校卒業後、パティシエとして働いていた望月さん。主にケーキを手がけていたものの、大好きなのは「焼き菓子」で、「焼き菓子店」を開くことを夢にしてきたという。「実は一度菓子作りから離れたときがあるが、やはり、この世界に戻ってきた。『焼き菓子』が大好きで…」と振り返る。

 店名の「joie+a」は、フランス語で「喜び」を意味する「joie(ジョワ)」と望月さんの名前の頭文字に由来する。「お菓子を食べて、ほっとして、喜びを感じてもらいたい」という願いを込めているという。

 北海道産発酵バターを使った定番人気のディアマンクッキー、アーモンドとキャラメルのフィリングをクッキー生地に焼き上げたフロランタン、スペインの定番菓子ポルボロンなどのクッキー(330円~)、パウンドケーキ(310円~)や季節のマフィンなどをそろえる。

 望月さんは「お客さまとの会話や、商品を手にする様子を見ることがうれしい。これからもそのような交流も大切にしていきたい」と話す。「当店のお菓子が、日常にちょっとした『喜び』をプラスできれば」とも。

 営業は金曜~日曜の10時~17時。休業日はインスタグラムで知らせる。

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