
彦根市在住の造形作家・茗荷恭介さんの作品展「『ヴォーリズ来日120年』ヴォーリズ建築を彩る造形」が現在、彦根市銀座商店街のギャラリーコジマ(彦根市銀座町)で開かれている。
ギャラリーの様子=茗荷恭介さん「『ヴォーリズ来日120年』ヴォーリズ建築を彩る造形」
茗荷さんは、鉄を中心に紙や和紙などを組み合わせた造形作品を制作している造形作家。鉄を熱し、たたき、曲げるなど伝統的な鍛造技術を用い、鉄と異素材や使われなくなった端材などを組み合わせた造形を手掛ける。1988(昭和63)年に東京から彦根へ移住し、琵琶湖近くにアトリエを構え創作活動を続けている。1995(平成7)年に現代日本美術展入選、1999(平成11)年に倉敷まちかどの彫刻展優秀賞など数々の賞を受賞している。
今回の作品展では、茗荷さんがヴォーリズ学園の環境整備で手掛けたプレイスカルプチャー(=遊べる彫刻)やベンチなどの作品のほか、平面や立体の造形作品計55点を展示する。
茗荷さんの作品に感銘を受けたヴォーリズ学園(近江八幡市市井町)が、「文化・芸術を深めたい」と環境整備の協力を依頼したのがきっかけで、茗荷さんとヴォーリズ学園とのつながりは30年以上も続いている。学園内では、茗荷さんが制作したさまざまな作品が日常に溶け込むように使われている。2008(平成20)年と2016(平成28)年にヴォーリズ六甲山荘で個展を開き、2024年にもヴォーリズ学園ハイド記念館(いずれも国の登録有形文化財)で作品展を開催した。
茗荷さんは「今年はヴォーリズ来日120年の節目の年。どのような人物か知っているようで知られていないヴォーリズについて、この作品展を機に再確認してもらえたら」と話す。「自身の感じるままに、作品を感じてもらえれば」とも。
開館時間は10時30分~18時。無料。4月5日14時からは茗荷さんのギャラリートークも行う。4月13日まで。