
湖東三山スマートIC近くに位置する観光施設「湖東三山館あいしょう」(愛荘町松尾寺)が4月6日、リニューアルオープンした。
2014(平成26)年にオープンし、特産物の販売や飲食の提供をしていた同施設。昨年に売店・レストランが閉店し、その後は愛荘町観光協会が「観光案内のみ」を担う形で運営してきた。町民の要望なども受け、物販・飲食を含む再開を目指してきたという。今回、内装、キッチン部分を改装し、売店、観光案内所、レストランを併設する施設としてリニューアルオープンした。
レストランはテーブル席と、一人でも気軽に利用できるカウンター席、計44席を用意する。レストラン部門を担うのは、甲賀市内でローズゴルフクラブを経営するサーガ(甲賀市信楽町)。「せっかくお越しいただくなら、おいしいご飯をおなかいっぱい召し上がっていただきたい」と、近江米をかまど炊きで提供し、定食のご飯はお代わり自由とした。料理は、愛荘町出身で、過去には京都ブライトンホテルの料理長を務め、京都で和食店を経営していた経歴を持つ生田一雄さんが監修する。
メニューは、「牛すじ煮込み定食」「とんかつ定食」(以上1,380円)といった定番の定食に加え、「和牛すじしょうゆラーメンセット」(1,320円)、「親子丼セット」(1,000円)、「カレーライス」(1,100円)などを用意する。毎朝、店内でだしを取り、牛すじはじっくりと時間をかけて柔らかくなるまで煮込んでいるという。地元食材も活用し、小鉢料理も用意する。
今回のリニューアルでは、これまでになかったモーニングメニューが新たに登場。和朝食(990円)、おにぎりセット(700円)、朝カレーライス(660円)などのメニューをそろえる。
売店には愛荘町の特産品をはじめ、県内の特産品や地元野菜などを並べる。今回のリニューアルを機に誕生した愛荘町観光協会のキャラクター「愛荘町フレンズ」のグッズや、彦根市のキャラクター「ひこにゃん」のグッズも新たに加わった。
愛荘町観光協会代表理事の山田康義さんは「愛荘町の『核』となる観光施設として、地域の魅力を発信する拠点として発展していければ。湖東三山インターを降りてすぐの場所にあるので、湖東三山観光の際にはもちろん、ドライブの休憩などにもぜひ気軽に立ち寄ってもらえれば」と呼びかける。「地域活性化の拠点として、観光客だけでなく地元住民の方も立ち寄りってほしい」とも。
営業時間は、売店=9時~18時、レストラン=7時~16時(朝食は11時まで)