歳末特別警戒の出動式が12月2日に彦根市金亀町の金亀公園で開かれ、管内の関係団体から約100人が参加した。滋賀県警や彦根市・犬上郡、米原市のキャラクターも登場し、出動式の様子を見守った。
彦根警察署が毎年、年末に合わせて実施。今年は彦根署、彦根市と犬上郡3町による犬上・彦根防犯自治会、彦根交通安全協会、彦根市消防本部などからのほか、みどり幼稚園の年長組の園児たちも参加した。
出動式では署員や来賓、園児たちが整列して待つ中、県警の音楽隊による演奏に合わせて、県警のけいたくん、ひこにゃん、豊郷のよいとちゃん、甲良のココラちゃん、多賀のたがゆいちゃん、米原のびわけんの計6体がゆるりと登場。
彦根警察署からは、今年10月末時点の刑法犯が滋賀県内で7139件、彦根警察署管内で835件といずれも増加していることや、12月1日までの交通事故による死者が県内で52人、彦根警察署管内で6人と、いずれも倍増していることが報告された。古谷英生署長は「刑法犯罪の中で特に特殊詐欺による被害が多く、予防に向けて動いてほしい。市民の皆さんが安心して新年を迎えられるよう、活動を強化したい」と述べた。来賓を代表し、犬上・彦根防犯自治会副会長も務める田島一成彦根市長もあいさつした。
彦根警察署の幹部と来賓が署員たちの服装点検を行った後、署員や参加者は白バイやパトカーなどに乗り込み、園児やキャラクターたちが見守る中、歳末特別警戒のため師走の街へ出動して行った。