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愛荘・勝光寺で大人向け書き初めイベント 新年の抱負語り交流深める

勝光寺の本堂で行われた書き初めイベント

勝光寺の本堂で行われた書き初めイベント

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 新年の抱負を書き、参加者同士で語り合う大人向け書き初めイベントが1月12日、勝光寺(愛荘町沓掛)で開催された。企画・運営はNPO法人「ETIC.(エティック)」(東京都渋谷区)。

静かな環境で清書する=勝光寺「書き初めイベント」

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 伝統的な書き初めを通じ、自分の「やりたいこと」を可視化すること、対話を通じて地域に新たなつながりを作ることを目的に企画された同イベント。エティックの伊藤順平さんは「忙しい日常の中ではなかなか難しい『やりたいこと』『捨てたい思い』に落ち着いて向き合う時間も提供できれば」と話す。

 当日は、町内外から13人の参加者が同寺の本堂に集まった。書き初めに先立ち、書道教室「墨の音」を主宰する書道家の奥田美穂さんが登壇。奥田さんは「自分の気持ちのままに書いてみて。はみ出しても小さくても構わない。全てが表現。きれいに書くのが大切ではなく、自由に書きましょう」と呼びかけた。

 書き初めタイムでは、参加者たちが筆を執り、今年挑戦したいことや大切にしたい言葉に加え、自分の中にある「捨てたいこと」を思い思いに半紙にしたためた。その後、独りで自分自身に向き合えるように用意された個室へ移動し、清書に取り組んだ。

 境内では、長浜市西浅井町を拠点とする農業プロジェクト「RICE IS COMEDY(ライスイズコメディ)」による「ゲリラ炊飯」が行われた。書き初めを終えた参加者たちは、米を炊き上げた「まき」の炎の中に「捨てたい思い」を書いた半紙を投げ入れ、悩みや迷いが灰となり燃え尽きる様子を見守っていた。

 続いて本堂で行われたプレゼンテーションでは、書き上げた書を手にそれぞれの思いを発表。前向きな目標や思いに耳を傾け、共感する姿などが見られた。炊きたてのおにぎりを片手に、アドバイスを送り合ったり談笑したりするなど和やかな交流が広がり、参加者同士の新たなつながりが生まれた。

 参加した愛荘町の石原湊斗さんは「習字は小学生以来。心配性なところが自分の中で捨てたいことで、燃やしてみて何だかすっきりした」と笑顔を見せる。別の参加者からも「言葉にして誰かに伝えることでやる気が湧いてきた。地域の皆さんと交流できて楽しかった」という声が聞かれた。

 伊藤さんは「書くことで思いを整理し、語ることで気持ちを共有し、仲間が見つかる場になったのでは。できないことや捨てたいことに向き合うことで『どうやったらできるか』と考える時間にもなっていれば。新たなつながりもできて良かった」と手応えを話す。

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