韓国料理と日本料理を融合させた飲食店「丹青(たんせい)50」(豊郷町下枝)がオープンして、1月16日で3カ月を迎えた。
店を営むのは、日本料理人の夫・佐々木究尚さんと、韓国出身で料理人の妻・佐々木スジンさん。究尚さんの実家である母屋の一部を改装し、夫婦2人で店を切り盛りしている。
店内は、オープンキッチンを囲むカウンター席のみで、調理の工程を目の前で眺めながら食事を楽しめる造りにした。玄関前には子どもが自由に落書きできる黒板を備え、子ども連れの来店も歓迎している。
究尚さんは大阪の調理師専門学校を卒業後、ミシュラン1つ星の料亭やおでん店などで修業を重ねた。スジンさんは来日後に調理師専門学校へ進学し、2023年には彦根駅前で韓国総菜のテイクアウト専門店「韓総菜工房ホンデ」をオープン。昨年で同店を閉店し、現在の店舗へ拠点を移した。スジンさんは「テイクアウトとは違い、目の前でお客さまの反応を感じられるのがうれしい」と話す。
料理は、「和」と「韓」それぞれの特長を生かした構成。和食では、野菜スープにカツオとコンブのだしを合わせた特製だしを用いる。人気のおでんは、一品ずつ提供直前に味を仕上げる割烹(かっぽう)仕立て。自家製トマトソースやチーズ、黒こしょうを使った洋風のおでんなど、独創的なメニューも並ぶ。
韓国料理には、現地から取り寄せたしょうゆやごま油などの調味料を使用。キムチは全て自家製で、ヤンニョムチキンは甘口と辛口から選べる。スジンさんは「甘口は小学生でも食べられる優しい味わいになっている」と話す。キンパは現在テイクアウト限定で、前日までに要事前予約。
店名の「丹青」は、韓国を象徴する赤色の「丹」と、日本を象徴する青色の「青」に由来する。「2つの文化が調和する場でありたい」という思いを込める。
究尚さんは「調理風景を楽しみながら、ゆっくり食事をしてもらえる店。お子さま連れも歓迎なので、気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。
営業時間は、11時~14時30分、17時30分~22時。日曜定休(他の休業日はインスタグラムで知らせる)。