琵琶湖の沖合で星空を眺める「びわ湖星空クルーズ」が3月20日、彦根港から運航され、乗客が湖上からの星空を楽しんだ。
船長の妻鹿貴志さん(手前右)と船員の亀田進さん(奥左) ※安全を確保した上て?撮影しています
琵琶湖で観光船などを運航するオーミマリン(彦根市松原町)が、遮るものや光が少ない湖上での星空観賞を目的に企画。当日は40人が乗船し、夜の湖上へと出発した。
彦根港を出た船内からは、まず彦根や長浜の市街地の夜景が広がり、普段とは違う角度から見る街の様子を楽しむ姿や、知っている場所を探す乗客の姿が見られた。船が岸から約600メートルの地点に到達すると船内の照明を消灯。暗闇に包まれた甲板で、乗客らは一斉に夜空を見上げた。
当日はオリオン座などの有名な星座のほか、市街地では見えにくいプレアデス星団などを観測。北側にはカシオペア座や北斗七星、北極星がはっきりと現れた。船員の亀田進さんが、それぞれの星の位置関係や北極星を用いて方角を確かめる方法などを説明し、妻鹿貴志船長がアナウンスで星や星座を細かく解説。参加した上田和美さんは「船長が説明してくれるので勉強になった」と話し、市内から参加した京谷ひな子さんは「非日常を味わえて楽しかった」と満足気に話していた。
星空を観望した後は、乗組員のアイデアによる、アンケートから生まれた企画として、ハンドベルで「きらきら星」を全員で演奏。音楽を楽しんだ後、船は彦根港へと帰着した。妻鹿船長は「昼間とは見え方が違うので緊張したが、湖岸からの夜景や星空もよく見えて、楽しそうだった」と振り返る。