音楽やマルシェを楽しみながら医療介護福祉を身近に感じることができる「むすびフェス&マルシェ」が12月4日、ひこね市文化プラザ(彦根市野瀬町)円形広場で開催される。主催は「TEAM EMPOWERMENT(チームエンパワーメント)」。
チームエンパワーメントは音楽団体「エンパワーメントレコーズ」を主宰する作業療法士の田中孝史さんが代表を務める。医療福祉関係者だけが「支え手」になるのではなく、地域社会全体に「支え手」が増えることを目標として活動している。音楽を通して「人・心・環境のバリアフリーな街に」をテーマに活動を展開。年齢や性別、病気や障がい、国籍の隔てのないフェスやイベントを企画し、さまざまな人たちの「交流の場」作りに取り組んでいる。
2019年に始まり今回で3回目となる同フェス。田中さんは「さまざまな人たちが『つながる場』になるようにという願いを込めてフェス名を『むすびフェス』とした。現代の生活でなくてはならない医療介護福祉を特別なものではなく、気軽に、身近に、日常の中で当たり前に感じてもらえるように企画した」と話す。
イベント中、エンパワーメントレコーズによるライブやDJを開催。マルシェではケーキや焼き菓子などのスイーツや弁当やおにぎりなどのフードを販売。アクセサリーや洋服の販売をする店も出店する。福祉用具の使用体験ができるブースや展示ブース、チームエンパワーメントによる活動紹介のブースも設ける。併せて、ダブルケアをはじめとした介護の相談ブースも用意する。
田中さんは「参加者一人一人が笑顔になり、思い出ができたり、新しい出会いの場になったりすれば。一歩踏み出して新しいまちづくりに参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~16時。参加無料。