「糸賀一雄記念賞第21回音楽祭in彦根」が12月4日、ひこね市文化プラザ(彦根市野瀬町)で開催される。
「江州音頭ワークショップグループ」の皆さん=糸賀一雄記念音楽祭
同音楽祭は、糸賀一雄記念賞の受賞者を滋賀県民で祝うことを目的に2002(平成14)年に初めて開催。今年で21回目を数える。過去には大津市や栗東市など湖南エリアで開催していたが、今年から数年をかけて滋賀県をぐるりと回る予定で、今回が初の湖東エリア・彦根での開催となる。
今回のテーマは「星めぐりの旅」。「今まで以上にたくさんの『人=星』と出会いたい」という願いを込める。出演は、「湖東ワークショップグループ」「Dドラファミリー×~Lefa~」「江州音頭ワークショップグループ」「otto&orabu」。ワークショップに参加する障がいのある人やその支援者、一般公募での参加者やミュージシャンが出演する。出演者は「歌」「打楽器演奏」「ダンス・身体表現」などのパフォーマンスをステージ上で披露する。
音楽祭担当の赤澤誉四郎さんは「障がいのある・なしは関係なく、誰もが楽しめる音楽祭になれば」と話す。同音楽祭のプロジェクトメンバーは職業が異なる湖東・湖北エリアに暮らす地域の住民が中心。「どんな音楽祭にしたらみんなが楽しめるか」と話し合い、内容を企画した。「誰もが楽しめる音楽祭」にするため、駐車場から会場までの案内サポートや手話通訳、音声ガイド、車いすでも楽しめるエリア開設などで鑑賞をサポートする。
赤澤さんは「今回初の湖東エリア・彦根での開催となり、たくさんの方にお会いできればうれしい。ユーチューブでライブ配信するので、お越しいただけない方も一緒に楽しんでほしい」と呼びかけた。
13時開場、14時開演。チケットは、一般=1000円、障がいのある人=500円、付き添い1人・中学生以下は無料。社会福祉法人グロー、ひこね市文化プラザチケットセンターで事前予約・購入できる。