学生主体の地域活動を行う滋賀県立大学「近江楽座」の「あかりんちゅ」と同大サークル「Hand Making Circle」が12月23日、愛知高等学校セミナーハウス(愛荘町愛知川)でキャンドル作りのワークショップを開いた。
不登校等の児童生徒の居場所プロジェクトを展開する「ぱらでいろ」とコラボレーションして開いたもので、ワークショップ名は「愛荘町愛を繋(つな)ぐ大作戦!! 第2弾キャンドルづくり」。
当日は愛知高等学校、愛知高等養護学校、愛知中学校の生徒13人が参加。葬儀社や寺院から提供された「使用済みろうそく」を原料に、再生キャンドルを制作した。電気ポットで「使用済みろうそく」を溶かし、新しいろうそくの形に変えていく。会場内は終始にぎやかな声が響き、参加者は楽しそうに作業に取り組んだ。会場では大学生に教えてもらったりしながら、小さなろうそくが次々と作られていった。
同企画は夏に開催した「愛荘町愛を繋ぐ大作戦」の第2弾。夏に参加した生徒が再度、参加する姿も見られた。「あかりんちゅ」「Hand Making Circle」に所属している県大生の田村彩華さんは「夏の企画に参加し、高校生や中学生と交流しながらワークショップをしたのがとてもいい思い出になった」と笑顔で話す。「次は『あかりんちゅ』で高校生や中学生と一緒にキャンドルを作り、キャンドルナイトを開きたいと思った。『ぱらでいろ』『愛知高校』に協力してもらい今回のワークショップが実現した。たくさんのキャンドルを集めてキャンドルナイトを開くのが楽しみ」とも。
参加した生徒は「夏にも参加した。大学生と交流できるのが楽しくて今回も参加した」と話す。ほかの生徒は「初めはうまくできなかったけど、だんだんコツがつかめてきた。自分のキャンドルがともされるキャンドルナイトにも参加して、様子を見てみたい」と笑顔を見せた。
今回作ったキャンドルは、2月に開催予定の「キャンドルナイト」に利用される。