彦根を中心に沖縄音楽を演奏している三線(さんしん)バンドによる「沖縄ナイトライブ」が11月23日、彦根の「CAFE&BARゲンミツ」(彦根市京町3)で開催された。
ちょっとした失敗も。楽しい雰囲気の中ライブはすすむ=CAFE&BARゲンミツ
2022年まで、バー「カフェ・ド・げん」として営業していた同店。前店主、原伸治さんの引退を機に、現店主の横津琢磨さんが2023年9月に新たにCAFE&BARゲンミツ」としてオープン。「地元の人が気軽に集まれる空間を提供したい」という思いで店を続けてきた原さんの思いを引き継ぎ、店名に前店名の「げん」と原さんと長年の友人である父の名前の一部「みつ」を組み合わせ、「ゲンミツ」という店名にしたという。
ライブは、地域で音楽活動をしている人たちに「発表の場を提供したい」と企画。音楽を発表する場を提供するとともに地元の人たちが集い、「つながり」を作れればと考えたという。7月から1~2カ月の頻度で企画し、今回が4回目となる。
当日は、彦根市内で三線教室を主宰する高嶺辰哉さんの呼びかけで結成された「三線バンド」と、会社の同僚らが集まり活動する女性3人組の「HACCHANS(ハッチャンズ)」が出演。三線の旋律で奏でる沖縄音楽や、懐かしい日本歌謡の楽曲を演奏した。
1部・2部ともほぼ満席の店内では、演奏に耳を傾け思い思いにライブを楽しむ客らの姿が見られた。つまみやドリンクは「沖縄音楽」にちなんで用意。沖縄から直送された海ぶどうや生もずく、ナッツをつまみに、シークワーサー、オリオンビールなど沖縄にゆかりのあるドリンクを中心に提供した。
横津さんは「プロの音楽家だけではなく、大学の軽音部や、友達と音楽活動をしている人などにも参加してもらい、活動の成果を見てもらえる場所になれば」と話す。「バーと聞くと敷居が高いイメージがあると思うが、当店はチャージもなく酒が飲めない人でも楽しめるよう工夫しているので、気軽に遊びに来てほしい」とも。