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愛荘に保護猫カフェ「ネコリパブリック」 保護猫の存在知るきっかけに

店主の中村華奈子さん。

店主の中村華奈子さん。

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 保護猫カフェ「ネコリパブリック滋賀」(愛荘町愛知川)がオープンして、3月19日で3カ月がたった。

現在15匹の猫が滞在し新たな飼い主を募集する=ネコリパブリック

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 地域の保護猫団体やボランティアと協力し、保護猫の新たな飼い主探しや、「ネコカフェ」として保護猫と触れ合うことのできる場所の提供を「ネコリパブリック」(東京都台東区)が立ち上げた取り組み。滋賀県内での出店は同店が初めて。

 店主は学習塾の経営を手がける中村華奈子さん。自身も猫好きで、現在自宅で3匹の保護猫と暮らす。「学習塾を移転するタイミングで、自分が地域や社会に貢献できることがまだあるのではないかと考えた際、一番に猫のことが浮かび、保護猫カフェの開店を決意した」と振り返る。

 店舗面積は約16坪で、戸建ての2階に店を構える。現在、保護猫15匹がおり、新たな飼い主を募集する。店内は猫と触れ合えるスペース(=猫部屋)と猫を見ながら飲食できるカフェスペースを別室で設けている。猫をモチーフにしたかばんなどのグッズやハンドメード作品、猫のおやつなども取り扱う。店の収益は光熱費などを除き、全て保護猫のために使う。

 客は入店後「ネコリパブリック共和国」への入国審査と題し、注意事項の説明を受け簡単なアンケートに回答して入国(=入店)手続きを行う。一度入国を認められた客は、その後の入国がスムーズに行える「パスポート」を受け取る。気になった保護猫は面談、審査、トライアル期間などを経て新たな飼い主になる流れ。カフェのみの利用も可能。

 カフェで提供するメニューは、「ネコリパプレート」(単品=770円、ドリンクセット=715円+ドリンク代)や「にゃうんどけぇきプレート」(同=550円、同=495円+ドリンク代)などを用意。コーヒー、カフェラテ、紅茶(ポット)、ゆず茶、ココア、オレンジジュース、ペットボトル飲料などを用意する。

 中村さんは「まずは保護猫という猫の存在をたくさんの人に知ってほしい」と話す。「猫好きな人はもちろん、猫が好きでも猫アレルギーの人や猫に慣れていない人でもゆっくり過ごせるような場所になれば。気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~19時(日曜・祝日は18時まで)。月曜・木曜定休。利用料金は、ワンドリンクに別途時間料金で、平日30分=660円~、休日30分=836円~。

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