![苺プリンサンデー。グラスの中にはバニラアイス、自家製のシュトロイゼル(クッキー)、イチゴとクリームがたっぷり入る(写真提供=洋食SHIMADA)](https://images.keizai.biz/hikone_keizai/headline/1739412036_photo.jpg)
福花農園(彦根市野良田町)のイチゴを使ったデザートを提供する「ストロベリーフェスティバル」が2月23日、カジュアルフレンチレストラン「洋食SHIMADA」(後三条町)で開催される。当日は、同園のイチゴをふんだんに使ったスイーツを6~8種類用意。イチゴの直売も予定する。
イートンメス=洋食SHIMADA(写真提供=洋食SHIMADA)
同店を営む島田大輔さん・友紀菜さん夫婦が、福花農園の木村顕代さんと出会ったのは約3年前。客として来店していた木村さんが近所でイチゴ栽培をしていることを知り、それを機に店でも木村さんが作るイチゴを使うことになったという。大輔さん、友紀菜さんは「木村さんが作るイチゴがとてもおいしくて、皆さんにぜひ知ってもらいたいとの思いから今回のフェアを企画した」と話す。
木村さんは、野良田町で60年間イチゴ農家を営む福永正雄さんの後継者として2022年に新規就農。子育てをしながら、イチゴ栽培に取り組んでいる。3人の子どもや夫も時間を作り、家族みんなで作業に取り組んでいるという。
「普段、店ではイチゴを使ったメニューはデザートの1~2種類くらいしか提供できず、もどかしく思っていた」と島田さんは話す。「丸一日、デザートだけを提供する日を設ければ、多くの人に福花農園のイチゴの魅力を発信できるのではと思い、定休日に『一日喫茶』を思いついた」と振り返る。
使うイチゴは、しっかりとした食感で「甘みと酸味が程よい」という「紅(べに)ほっぺ」、「ジューシーで酸味が少なく甘みが強い」という「章姫(あきひめ)」や滋賀県のオリジナル品種「みおしずく」。
メニューは、同店で人気のプリンと福花農園のイチゴをふんだんに使った「苺(いちご)プリンサンデー」(1,500円)、メレンゲ菓子とクリームやアイスを使ったイギリス発祥のデザート「イートンメス」(1,300円)、「苺のロールケーキ」(600円)、「苺とワッフル」(1,300円)、「苺クリームサンド」(950円)などイチゴをメインに使ったデザートとドリンクを用意する。
「生産者とのコラボ企画は今回が初めて。素材のおいしさと農家の人柄を伝えたい。この日は、数種類のイチゴデザートを準備しているので、ぜひお越しいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~17時。