
地域住民の交流と彦根城世界遺産登録への意識向上を目的に、「いろは松で盆BON夏祭り」が8月17日、いろは松駐車場(彦根市尾末町)で開催される。主催は彦根商工会議所青年部。
過去の彦根城世界遺産登録フェスタの様子(写真提供=彦根商工会議所青年部)
同会議所ではこれまでも「彦根城の世界遺産登録事業の一環」としてさまざまなイベントを企画。今回は「彦根城を眺めながら、彦根の夏の風物詩を楽しむ」というコンセプトの下、「彦根ばやし」を楽しむ夏祭りを開催する。盆踊りの取り組みは初めて。
当日は、射的や手作りイライラ棒などの縁日コーナーを設けるほか、飲食店も出店する。16時からは、河瀬高校吹奏楽部、彦根総合高校書道部、彦根古城太鼓、滋賀大学よさこいサークルなど、市内の学校やサークルが参加してパフォーマンスを披露。彦根城の世界遺産登録に関する〇×クイズも行う。
会場には高さ約5メートルの櫓(やぐら)を組み、19時になると「彦根ばやし」に合わせ盆踊りが始まる。彦根古城太鼓の演奏も合わせた彦根の伝統的な「彦根ばやし」に加え、中野駅前盆踊り大会の「ボンジョヴィ盆踊り」も行う。彦根のご当地キャラクター「ひこにゃん」「わるにゃんこ将軍」も来場を予定。
会場には来場者が「世界遺産登録へ向けて」メッセージを記入できるブースを設け、集まったメッセージは後日、市役所に展示する。
同会議所青年部理事で担当委員長の上西智人さんは「若い世代をもっと巻き込みたい。世界遺産登録を知らない人がまだまだいるので、この機会に多くの方に知ってもらいたい」と話す。「多くの方に来場いただき、彦根城を感じながら夏祭りを楽しんでほしい」と来場を呼びかける。
15時開場。当日、駐車場隣の滋賀県護国神社で「ひこね夕市」も開催される。