
彦根のJR河瀬駅から徒歩30秒ほどの場所にあるカフェ「Caffe Bianco(カッフェビアンコ)」(彦根市南川瀬町)が改装を終え、8月14日にリニューアルオープンした。
大手コーヒーチェーンで約20年の経験を積んだ店主の天野さんが「地域社会に潤いと刺激を与える」という思いの下、2021年に開業した同店。天野さんが目指す「イタリアの田舎町にあるカフェ」をコンセプトに、エスプレッソやパニーニ、ドルチェ(スイーツ)を提供している。
今回の改装は、同店を起点として、滋賀県を訪れる県外や海外からの客をさらに増やし、地元客との交流が生まれる場所を目指したいとの思いから、クラウドファンディングで集めた資金などを活用して行った。
入り口付近は目を引く赤い壁や印象的な照明、壁には多くの写真が並び、以前よりもさらに「ローカルイタリア」らしい印象的な空間にした。一方、奥の席は以前の雰囲気を残し、常連客が親しみを感じられるよう配慮したという。新たに本棚を設け、席数も増やした。リニューアル後は子連れの客や高齢者の来店も増え、夕方以降もにぎわいを見せているという。
同店について、天野さんは「『場所や居心地』を提供する空間であり、人と人、人と地域がつながる『装置』のような役割を果たしたい」と話す。「エスプレッソやコーヒー片手に、ほかのカフェや店の情報、地域のことなども気軽に教え合えるような雰囲気になれれば」とも。
「ここでは、自分好みの時間を過ごしてほしい。自分自身が主人公となり、自分や地元について考えられるような時間も過ごしてもらえれば」と天野さん。
営業時間は10時~19時。定休日はインスタグラムで知らせる。