
JA東びわこが運営する多賀町の「ブドウ栽培トレーニング施設」(多賀町多賀)で9月1日、シャインマスカットの収穫と選果作業が行われた。
JA東びわこは地域農業の持続可能な発展を目指し、新たな特産品を生み出そうと、「彦根梨」に続く新たな果樹の特産品作りに乗り出している。しかし、農家が果樹栽培に着手する際には、果樹棚やビニールハウスなどの初期費用が多くかかることや、収穫できるまでの未収益期間が長いことなどが課題となっている。
JA東びわこは、果樹栽培を始めるきっかけや果樹の栽培技術を提供しようと、多賀ライスセンター(多賀町多賀)奥に同施設を整備。2023年4月、ブドウ栽培を始めた。
現在、管内の男女15人の受講者がシャインマスカットの育て方を学んでおり、本年度は約3000房が育ったため、初めて出荷・販売する。1日の作業には受講者たちが参加し、収穫したシャインマスカットの重さを計測しながら袋詰め作業を行った。
収穫量がまだ少ないため、彦根総合地方卸売市場(彦根市安食中町)の彦根梨臨時販売所内のみでの限定販売となる。
販売は9月5日・9日・12日・13日の9時45分~11時。価格は2房(約700グラム)で1,000円。