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彦根・長浜間の「米原バイパス」開通 彦根トンネル内で式典、知事ら祝う

はさみ入れとくす玉開披

はさみ入れとくす玉開披

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 国道8号線の「米原バイパス」が開通し、新たに建造された彦根トンネル内で9月23日、開通式典が開かれた。

来賓の車による「通り初め」

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 米原バイパスは彦根市佐和山町から長浜市加田町までの10.3キロの道路。国道8号線は1日平均で約1万8000台の交通量があり、朝夕のピーク時や交差点で交通渋滞が発生していることから、国土交通省は渋滞の緩和や、事故・災害時の円滑な交通の確保などを目的に1966(昭和41)年度に米原バイパスを事業化。1970(昭和45)年度に着工した。

 最終の9工区は佐和山町と米原市入江をつなぐ2.2キロ区間の工事で、そのうち773メートルが彦根トンネルとなっている。

 開通式典には、三日月大造滋賀県知事、田島一成彦根市長、角田航也米原市長、浅見宣義長浜市長、国会議員、滋賀県議会議員、彦根・米原の市議会議員、地域住民ら総勢約200人が出席した。

 式典では、彦根市立東中学校吹奏楽部のウエルカム演奏、小野町太鼓踊りのオープニング演舞で祝った後、国交省近畿地方整備局の斎藤博之局長が開式の辞を述べた。

 三日月知事は「防災や観光面でも大いに役立つ道路になる」と話し、田島市長は「交通の流れが新たにでき、地域に利便性をもたらす」と語った。

 万歳三唱、はさみ入れ、くす玉開披(かいひ)の後、来賓の車が米原方面に向けて「通り初め」を行った。

 一般車両は同日16時から通れるようになった。

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