彦根市立図書館(彦根市尾末町)などで1月30日、育児と介護が同時期に発生する「ダブルケア」の周知を目的とした啓発が始まった。
ダブルケアとは、子育てと介護を同時に担う状態や、家族・親族との関係における複数のケア、そこに伴う複合的な課題を指す言葉。晩婚化や少子高齢化を背景に全国的な課題となっており、8050問題など困り事が複雑化・複合化しているという。2月は「ダブルケア月間」、2月2日は「ダブルケアの日」とされており、彦根市もダブルケア月間実行委員会が主催する啓発活動に登録した。本年度は、市内で当事者の支援活動を行う「育児と介護をおこなうひとのサークル coconi」と連携して実施する。
彦根市立図書館では1月30日~2月8日、ダブルケアや子育て、介護に関する書籍を集めた特設コーナーを設ける。2月10日~27日は、ベイシア彦根店(馬場2)でダブルケア啓発パネル展を開催。2月4日には行政職員や相談支援員を対象とした研修会を行い、包括的な相談支援体制の整備にも取り組む。
彦根市福祉保健高齢福祉推進課の浅居秀規さんは「育児と介護が一度にやってくるダブルケアはとても大変だが、当事者自身がダブルケアラーだと気づかないことがある。啓発を通して、まずはこの言葉を知ってもらえれば。当事者だけではなく、介護や育児の支援に携わる方々にも広く周知できれば」と話す。