彦根市内の保育所・幼稚園・認定こども園38施設を卒園する園児948人分の「彦根イイプリン」を彦根市内に本社を構える一圓興産(彦根市佐和町)が寄贈し、3月22日、るんびにー保育園(彦根市河原)で贈呈式が行われた。
「保育所などを卒園し、希望を胸に小学校へと進む子ども達を応援するとともに、地元食材で作ったプリンを食べることで、子どもたちの思い出の中に地元の味を覚えてもらい、地域と子どもたちの結びつきになれば」という思いで、3年前から寄贈を続けている。
贈呈式では、同社が経営する「彦根みやげ本陣イイプリン」店長の三輪裕之さんが「毎日よく頑張ったねという気持ちと、春からまた学校頑張ってねという気持ちでプリンを持ってきた」という言葉と共に、代表園児5人にプリンを手渡した。児童たちは大きな声で「ありがとうございます」と言いながら、うれしそうに受け取った。
三輪さんは「プリンを楽しみにしてくれている園児たちの姿がとてもうれしかったし、こちらも元気をもらえた。これからもこのような活動を続けていって、少しでも子どもたちと地域のつながりのきっかけになれば」と話す。
るんびにー保育園の小川良紘園長は「子どもたちが食べ物や人に対して感謝の気持ちを学ぶきっかけにもなり、すごくありがたい」と笑顔を見せた。