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愛荘にアメリカのスクールバスを改装した無人販売店 冷凍食品扱う

アメリカのスクールバスを使った無人販売の店舗=ファスフリー

アメリカのスクールバスを使った無人販売の店舗=ファスフリー

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 アメリカで使われていたスクールバスを改装した無人販売店「FUSS-FREE(ファスフリー)」が3月21日、「西村スタイル」(愛荘町川原)の駐車場にオープンした。

店内の様子=FUSS-FREE(ファスフリー)

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 米「トーマス社」製のスクールバスを改装した同店。アウトドアやキャンプで使える冷凍食品をはじめ、近くのスーパーでは扱っていない種類の冷凍食品をそろえる。バスの大きさは、長さ12メートル、高さ3メートル、幅2.5メートル。外観は黄色と黒の色使いで、車内は28席あった座席を取り外し、冷凍庫や食品棚を配置する。

 無人店舗のため会計はセルフレジを利用する。商品のバーコードを設置しているリーダーで読み取り、現金またはクレジットカード、電子決済で支払いを行う。カメラを設置し客が入店したことを店主に通知。防犯にも努め、安心して買い物ができるよう工夫する。現在、日中は妻の百恵さんが店番をし、会計や商品選びのサポートを行う。

 店主で西村スタイル社長の西村通孝さんは「いつか自分の店を経営したいと思っていた。やるなら愛荘町を盛り上げられる面白い店にしたいと思い、アメリカのスクールバスでの販売を思いついた。昨年末から準備を始め、家族、周りの仲間に協力してもらいながらオープンできた」と笑顔を見せる。取り扱う商品は、季節や流行を意識して入れ替える。実際に自分で試してみて、いいと思ったものを仕入れる。

 西村さんは「想定よりも、若い方だけではなく高齢の方も買いに来てくれる。会計の仕方なども柔軟に対応して、皆さんに来ていただける店を目指したい」と意気込む。「いろいろなキッチンカーを集めてマルシェやイベントも開いてみたいし、バスは動くのでこちらからイベントに出店もしてみたい。楽しい店づくりができれば」とも。

 24時間営業。

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