彦根の近江牛肉専門店「こにし本店」(彦根市河原2)が7月2日、日光天然氷を使ったかき氷の提供を期間限定で始めた。
同店は創業70年の精肉店。近江牛の精肉販売の他、手作り近江牛コロッケ、近江牛メンチカツを販売している。2014(平成26)年から店の軒先を活用し、夏季の週末のみ、かき氷を販売している。
氷は、店主の妻・小西久子さんの実家である、栃木県日光市で天然氷を製造・販売している蔵元「松月氷室」の天然氷。この氷は明治時代に作られた氷池に日光の山の湧水を引き入れ、真冬の寒さを利用してゆっくりと凍ってできる。そのため不純物が少なく透明度が高い。
この氷で久子さんが専用の機械を使ってかき氷を作る。かき氷にのせるフルーツやシロップは「松月氷室」が使っているものを取り寄せ、本店に近い味を再現している。
提供するのは、とちおとめミルク果肉添(850円)、フレッシュ生メロン(900円)、赤葡萄(ぶどう)シロップにブルーベリー果肉(850円)、生マンゴー(900円)、抹茶ミルク白玉(800円)、白桃ミルク(750円)ほか。
久子さんは「天然氷のかき氷を、地元の皆さんに食べてほしいと思い始めた。毎年楽しみにしていると聞くと、健康で働ける間は頑張って提供を続けていきたい。シンプルだが氷のおいしさが楽しめる天然氷のかき氷を食べて涼みに来てほしい」と呼びかける。
かき氷の営業は土曜・日曜・祝日の13時~17時(8月は金曜・土曜・日曜・祝日の12時30分~17時30分)。9月25日まで。