バイクでデジタルスタンプを集めるラリー「セントラル・ビワコ・ツーリング・ラリー(CBTR)」が9月16日に始まり、彦根市荒神山公園(日夏町)でオープニングイベントが開催された。
オープニングイベント参加者、記念撮影の様子。当日は抽選で500人が参加した。
彦根市をスタート・ゴール地点とし、バイクで琵琶湖を一周しながら設定されたスポットに立ち寄り、デジタルスタンプを集めるツーリングラリー。1回目は約1200人が参加し、2回目となる今回は、9月16日現在で約3600人のエントリーがある。
実行委員会委員長で懐石料理店「魚清」(彦根市須越町)店主の林清和さんは「コロナの影響で飲食店や観光が苦境に陥り、どうすればまた彦根に人を呼び込めるか、自分ができることは何かないかを考えていた」と振り返る。バイクのツーリングが趣味で、ライダー歴40年の林さんが思いついたのは、ライダーにツーリングで彦根や滋賀県に来てもらうことだった。「ツーリングの際の目的地の一つにすれば、地元にも来てもらえるのではないかと考えた。かねて親交のあったご当地ツーリング代表の櫻井さんに相談してイベントを企画し、昨年初めて実現した」と話す。
デジタルスポットは、彦根城、長浜市役所、道の駅 湖北みずどりステーション、マキノ農業公園マキノピックランド、道の駅 藤樹の里 あどがわ、白鬚神社、近江神宮、道の駅 草津 グリーンプラザからすま、安土城天守信長の館、魚清の10カ所。琵琶湖をぐるりと囲むように設定している。期間中に全てのデジタルスポットを巡りスタンプを集めると、琵琶湖一周踏破証明書を進呈する。
オープンイベントにタンデム(2人乗り)で参加した夫婦は「初めて参加した。今日は湖北の方を巡り、のんびりと景色を楽しみたい」と話す。昨年も岐阜県から参加したライダーと、今回初めて大阪府から参加したライダーは会場で知り合い、意気投合したという。「イベントに参加するために彦根に泊まり、楽しんでいる。会場での出会いも楽しくて、イベント事体が面白い」と話していた。
林さんは「こんなにも多くの方に参加してもらえるような大きなイベントになり驚いているが、うれしい気持ちが大きい。ラリーを通して、普段のツーリングでは得られないプラスアルファの経験をしてもらい、滋賀の魅力を再発見してもらえれば」と期待を込める。
参加費は2,500円。事前エントリーが必要。申し込みは公式サイトで受け付ける。11月26日まで。