キンパなどの韓国料理のテイクアウト専門店「韓惣菜工房ホンデ」(彦根市大東町)が9月18日、彦根にオープンした。
店主は韓国出身のカン・スジンさん。大学では木造形デザインを専攻していたが、11年前に調理専門学校への留学で来日。「料理の腕を上げたい」と日本のすし店やホテルなどで調理と製菓の経験を積んだ。結婚を機に日本で生活することに決め、夫の故郷である滋賀に移住したという。
「いつか自分の店を持ちたい」という思いを抱いていたカンさん。料理人としての経験を生かし、「自分の思いや考えを形にしていきたい」と店を持つことを決意した。提供する料理は、本場の味になるように調味料は全て韓国のものを使っているという。「調理方法も韓国式で、本場の味になるようにしている」とも。
店名は、自身の母校があり、ソウルの中でも「アートや流行に敏感」な街とされる「ホンデ」と名付けた。店内はイートインができるカウンター席とテーブル席を用意している。今後は椅子の数などを増やし、イートインスペースを充実させる予定だという。
メニューは日替わりで、「キンパ」(1本:850円、ハーフ:450円)、「チヂミ(タレ付き)」(490円)、「フライドチキン」(Sサイズ:300円、Mサイズ600円)などを用意。ドリンクメニューは、「アメリカーノ(アイス、ホット)」(350円)、「カフェラテ(アイス、ホット)」(380円)、「バタースコッチラテ(アイス、ホット)」(480円)などを用意する。
カンさんは「皆さんの生活の間に韓国料理を一つでも取り入れてみてほしい。おかず一つからでも購入できるので気軽に来てもらえれば」と呼びかける。
営業時間は11時~18時30分。水曜・日曜定休。