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愛荘町の博物館で「引札からみる愛荘のまち」 色鮮やかな引札を展示

学芸員の梅本匠さん

学芸員の梅本匠さん

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 愛荘町立歴史文化博物館(愛荘町松尾寺)で現在、企画展「引札からみる愛荘のまち」が開催されている。

色とりどりの引札が並ぶ=愛荘町立歴史文化博物館

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 引札とは現在の広告のような存在で、江戸時代末期から昭和にかけて商品や店の宣伝に使われていた「ちらし」のようなもの。客の関心を引き付け、商品の魅力を伝えられるよう色鮮やかで華やかなものが多い。同展では実際に愛荘町地区で配布されていた引札約60点を展示。それぞれの地域の傾向や特色を読み取れるように愛知川地域と秦荘地域に分けて紹介する。

 しょうゆや塩などを取り扱う商店や、薬を販売する薬局など様々な引札を紹介。学芸員の梅本匠さんは「引札からその地域の特徴や時代背景が見えるのが面白い」と話す。

 さまざまな引札の展示のほか、「引札分布図」「取扱い商品一覧表」なども展示する。

 梅本さんは「引札の図柄が興味深いのはもちろん、絵柄や分布地から地域の特色が見えるので、ぜひ足を運んでいただければ」と来館を呼びかける。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。月曜・火曜(祝日は開館)休館。入館料は、一般=300円、小中学生=150円。10月7日・8日・9日は無料入館日。10月8日の11時と14時から展示解説を行う。10月15日まで。

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