全国のバーベキューインストラクターが集まるイベント「第1回全国バーベキュー文化祭」が11月3日・4日、高取山ふれあい公園(多賀町)で開催される。
「炭焼きBBQバーガー」(1部で提供予定)=第1回全国バーベキュー文化祭
「みんなが楽しめるバーベキューを通して、多賀をもっと知ってほしい」「野外焼き肉的なバーベキューではなく、本場バーベキューを体験してほしい」と初めて開催する同イベント。時間と内容が変わる3部制で開催する。多賀の地場野菜などを使い、全国から集まった5人のバーベキューインストラクターによる技や味が体験できるという。
1部では、インストラクターが作るバーベキュー、アウトドア料理を2品味わえる。それぞれのブースでは、インストラクターにバーベキューをおいしく、楽しくするコツなどを聞いたり、コミュニケーションを取ったりできる。フリーバーベキューエリアでは、肉や野菜を自分で焼いて食べられる。肉はあらかじめ火を通してあるものを自由に取れるようになっているほか、野菜は多賀の地場野菜を販売するマルシェ「よびし市」で購入する。
2部は、彦根の「サロンバーシスル」(彦根市旭町)がバーを開き、キャンプファイアを囲みながらクラフトビールや葉巻も楽しめるようにする。プロのミュージシャンによる音楽の生演奏もある。
3部は、インストラクターたちがそれぞれのバーベキューの腕前を披露する。参加者は全てのブースの料理を試食でき、最も気に入ったインストラクターに投票。その日のナンバーワンを決定する。イベント終了が近づく頃には、主催者や参加者の交流会も予定する。
バーベキュー好きが高じて、高取山ふれあい公園に転職した経歴を持つ主催者の一人の並木世貴さんは「バーベキューは奥が深く、やるだけでコミュニケーションが生まれる。今回のイベントではコミュニケーションだけではなく、普段家で食べているバーベキューとプロの作るバーベキューの違いも体験してほしい」と話す。「多賀はとてもいいところなのに、なかなか知ってもらえる機会がなく、過疎のエリアもあり活性化が問題になっている。バーベキューを通して、参加者やインストラクター、地元の人たちとの交流が生まれたり、多賀を知ってもらう機会になったりすれば」とも。
開催時間は、3日=1部12時~17時、2部17時30分~20時、4日=3部10時~14時。会費は、1部=6,000円、2部=3,500円、3部=3,000円(小学生は半額)。要事前予約。電話、メール、オンラインなどで受け付ける。