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彦根市消防出初式 鳶保存会や幼年消防クラブの演技も

檀上で行われた彦根鳶保存会の演技=彦根市消防出初式

檀上で行われた彦根鳶保存会の演技=彦根市消防出初式

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 彦根市消防出初式が1月6日、ひこね市文化プラザ(彦根市野瀬町)で開かれた。昨年まで彦根城の大手前保存用地で開かれていた後半の式典は文化プラザでの前半の表彰式と合わせる形での開催となった。

車列行進の様子=彦根市出初式

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 この日の式典には市消防本部の職員や市内の消防団員たちが参加し、屋外で団ごとに分列行進が行われた。入場後のグランドホールでは国歌斉唱、消防人訓唱和、消防殉職者に対し黙とう、市長式辞、県消防協会長あいさつの後、県消防協会長表彰のうち功績章、勤功章、10年以上・20年以上・30年以上ごとの永年勤続の、それぞれの対象者に表彰状と感謝状を授与した。

 来賓の祝辞後には彦根市消防団長の北村久雄さんが、元日に発生した能登半島地震の犠牲者に哀悼の意を示しながら、「火災のみならず、風水害をはじめとする自然災害が頻発している昨今、市民の皆さまの消防への期待は大きくなっている」と話し、「災害を未然に防ぐことは困難だが、できる限りの手立てで災害時の被害を少なくすることが大変重要」「消防団には消防活動はもちろん、地域で一層広い活動が求められており、防災力の要として体制や役割を考える必要がある」との訓示を話した。最後に表彰者の代表者が謝辞を述べた。

 客席を一般市民と入れ替えた後、檀上では彦根鳶保存会のメンバーたちが登場し、3組に分かれてさまざまな技を披露した。続いて、金城、佐和山、高宮、彦根、みどりの各幼稚園の幼年消防クラブの園児計約150人がそろいの法被姿で登場し、数グループの円陣を組んで「火の用心の歌」を歌い、全員で「火遊びはしません」と宣言した。

 最後に参加者や来場者は屋外に再び移動し、消防団ごとにバイクや消防車両を走行させる車列行進で締めくくった。琵琶湖の水位が低下しているため、県からの通知により、今年は恒例の一斉放水は中止された。

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