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彦根の元銭湯「山の湯」で年末年始に古本・レコード市

元・銭湯「山の湯」入り口

元・銭湯「山の湯」入り口

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 全国から26店の古本・レコード店が参加する「古本・レコード市」が12月29日~1月8日の11日間、2019年に廃業した銭湯「山の湯」(彦根市中央町)で開催される。主催は古本屋「半月舎」(中央町)とレコード店「円盤」(東京都杉並区)、「黒猫」(長野県伊那市)。

「山の湯」の番台。イベント当日はこちらで会計をする。

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 初回は8月に開催し、2回目となる同イベント。「山の湯」の脱衣場や浴場に、日本各地の古書店13店、レコード店13店が扱う古本やレコードが並ぶ。

 山の湯は1879(明治12)年に創業し、建物や設備の老朽化や利用者の減少などを理由に2019年に廃業した元・銭湯。廃業時には、彦根唯一の現存する銭湯(チェーン店除く)だったという。入り口から入ると右が男性、左が女性の浴場で、中央には番台を構える。使われていたマッサージチェアや冷蔵庫なども残っており、レトロな雰囲気が漂う。

 古本・レコード市では、男性側の脱衣場にレコードを、女性側の脱衣場に古本を扱う。前回よりも多数の古本やレコードを並べる予定で、「円盤・黒猫」店主の田口史人さんは「ジャンルを問わずいろいろな本やレコードが並ぶのでゆっくり見てもらえれば」と話す。「前回は地元の方を始め、たくさんの方にお越しいただいた。懐かしさや、レトロな銭湯の様子も楽しめると思う。フラッと来てもらえれば」とも。

 古本やレコードの販売のほか、男性浴場にDJブースを設置し音楽も楽しめるようにする。「レコード寄席」(料金=1,000円。商品券1,000円付き)やトークショー、ライブ、軽食ブースの出店など、日替わりでイベントも予定する。

 半月舎の御子柴泰子さんは「年末年始休みなく営業するので、初詣やお出かけついでに楽しみにきてほしい」と呼びかける。

 営業時間は12時~18時。期間中無休。

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