彦根の河原2丁目にあるスナック街(通称「袋町」)で利用できる「彦根はしご酒クーポン」と特別メニューの夕食に「はしご酒クーポン」が付いた「彦根はしご酒クーポン付きディナー」の販売が3月13日、始まった。
袋町の様子(写真提供=近江ツーリズムボード)=彦根はしご酒クーポン
古くからあるスナックやバー、クラブや居酒屋などが軒を連ねる歓楽街の袋町を、若者や観光客、外国人に気軽に楽しんでもらおうと、滋賀県社交飲食業生活衛生同業組合彦根支部協力の下、近江ツーリズムボード(中央町)が同クーポンを商品化した。新規客には分かりにくいスナックなどの料金体系やシステム、入りにくさという課題をクーポンにすることで解消し、チェーン店では味わえない歴史ある歓楽街での楽しみ方を気軽に体験できるようにした。
価格は6,000円で、2店(または2回)、はしご酒を楽しめる。事前にクーポンを購入し、利用したい店で入店時に提示する。販売場所は彦根市観光案内所(古沢町)、彦根観光センター(尾末町)、彦根観光協会(本町1)。クーポンは10店舗で利用でき、利用期限は購入日から1週間。
「彦根はしご酒クーポン付きディナー」は食事とはしご酒をセットで楽しめる。価格は1万1,000円。オンラインであらかじめディナー希望店、日程などを予約し、オンライン決済する。ディナーが終わり次第、「彦根はしご酒クーポン」を受け取れる仕組み。ディナーが利用できる店は6店舗。
クーポン利用客には、クーポン用のメニューを提供する。近江ツーリズムボードの内記真美さんは「クーポン加盟店は今後増えていく予定。若い方や外国人の方も、クーポンを利用して、ディープな夜の街を気軽に楽しんでもらえれば」と呼びかける。
同組合理事長で「魚と酒菜 粋兆」店主の水長秀行さんは「コロナ禍が明け、袋町にもにぎわいが戻ってきた。クーポンをきっかけに袋町の魅力をもっと広く知ってもらえれば」と期待を込める。