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彦根「カッフェビアンコ」、見知らぬ土地で開業3周年 地域のバル目指す

店主の天野智和さん

店主の天野智和さん

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 JR河瀬駅前に店を構える「Caffe Bianco(カッフェビアンコ)」(彦根市南川瀬町)が6月22日で3周年を迎える。

店内でスライスした生ハムなどをサンドし鉄板で焼き上げる「パニーニ」=カッフェビアンコ

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 「イタリアの片田舎にあるようなカフェ」をコンセプトに、エスプレッソやコーヒー、イタリアの温かいサンドイッチ「パニーニ」などを提供する同店。店主は、大手コーヒーショップチェーンで全国各地の店長やエリアマネジャーを務め、ストアマネジメントを手がけた経験を持つ天野智和さん。20年務めた同チェーンを退職後、家族で滋賀県へ移住し、2021年に同店をオープンした。

 3児の父親でもある天野さん。子育ての経験を通し、「子連れでも気軽に来られるようなカフェにしたい」という思いも強い。「イタリアのカフェやバルは、ビジネスパーソンも子育て中の人も、にぎやかな雰囲気の中でも、それぞれがそれぞれの過ごし方を尊重しているように感じる。ビアンコもそうした空間を目指している」と話す。

 店内は、テーブル席とカウンター席、ソファ席のほか、短時間の利用も気兼ねなくできるようにスタンドバーを設ける。子ども連れの客も利用しやすいよう、席の間隔を広めにした。店の一角にはアーティストの作品を展示し、天野さんが直接買い付けた南ヨーロッパの雑貨、茶葉、オリジナルTシャツなどを販売する。エスプレッソ(200円)、カプチーノ(480円)などのドリンク、パニーニや店でスライスする生ハム、ワイン、自家製ティラミスなどのデザートを提供する。

 オープンから3年。地元の常連客や市外から訪れる客も増えてきたという。「知人のいない知らない土地でカフェをやってみたいと、この地を選んだこともあり、3周年を迎えられてうれしい。皆さんに感謝している」と話す。

 天野さんは「ちょっとした息抜きや切り替えに、エスプレッソをたしなんで5分ほどで、サッと店を後にしたり、デザートやコーヒーなどでゆったりと過ごしてもらったり、ここは好きなように過ごしてもらえる場所。自分好みの使い方をしてもらえれば」と話す。「『地元のいいプロダクト』になれるよう、これからもいろいろな事にチャレンジしていきたい」とも。

 営業時間は10時~18時(日曜は9時~17時)。土曜定休。

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