一人暮らしの学生を支援しようとJA東びわこ(彦根市川瀬馬場町)が滋賀県立大学(彦根市八坂町)に多賀にんじんや米、冬野菜などを提供することになり、1月23日、生産者が学生に手渡した。
同大とJA東びわこは2022年4月に産学包括連携協定を締結。以降、地域の農産物を学生たちに食べてもらい、地産地消の拡大や地域の農産物振興につなげようと、無償で学生たちに手渡しする取り組みを進めている。
今回はJA東びわこ女性部や多賀町蔬菜園芸組合、多賀にんじんクラブの支援で、多賀にんじん、多賀産の野菜、近江米、保存食などを提供した。
配布会場の同大交流センター前では冒頭に贈呈式があり、女性部の佐々木洋子部長、多賀町蔬菜園芸組合の西澤多津子さん、多賀にんじんクラブの神鳥幸さんがあいさつ。同大の井手慎司理事長が「このような支援はとてもありがたいこと」と礼を述べた。
その後、女性部や多賀にんじんクラブのメンバーたちが学生計約200人に近江米1袋と多賀にんじん2本ずつ、ほかの冬野菜など2品ずつを手渡した。学生からは「本当にありがたい」「食べるのが楽しみ」などの声が聞かれた。