近江牛専門店「せんなり亭伽羅 多賀別邸」(多賀町多賀)が9月2日、多賀大社参道前にオープンして1周年がたった。
同店が位置する多賀大社の表参道は、昔の建物と装い新たに生まれ変わった商店が立ち並び「絵馬通り」の通称で呼ばれている。同店は木造2階建てで、切妻桟(きりづまさん)瓦ぶき。多賀大社の工務所を改修した住宅の「離れ」をリノベーションした昭和初期の日本家屋で、建築当時の障子、ガラス戸、ふすまなどを再利用し昭和初期の雰囲気を残している。1階に個室7部屋、2階に個室1部屋を設ける。全ての個室は趣の異なる造りになっている。同店の離れ座敷と高堀は多賀大社の門前町の景観を構成する要素となっていることから、隣接する石田家、小澤家住宅とともに現在、登録有形文化財の登録申請を行っている。
メニューは、「近江牛すき焼き鍋膳」「近江牛ロースステーキ重」「会席風伽羅御膳」「近江牛ひつまぶし」「お子さま焼肉膳」など、自社で買い付けた近江牛を使ったものが中心。現在、「1周年記念特別メニュー 近江牛すき焼き鍋膳」(4,290円)を提供している。内容は、すき焼き鍋をメインにオリジナルハムサラダ、ビーフシチュー、近江牛握り2貫、ご飯、香の物、わん物、デザート。
広報担当の清水達也さんは「多賀大社の門前、絵馬通りにオープンして1周年を迎えた。現在、特別メニューを提供している。趣の異なる空間で当社こだわりの近江牛を楽しんでいただきたい。ぜひお越しいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は11時30分~15時30分、17時~21時(夜は完全予約制)。月曜・火曜定休。