
アコースティック音楽を中心に演奏する「たがまちライブ」が5月3日、近江鉄道「多賀大社前駅」で開催された。
主催は、中古ギターショップ「ギターショップ楽友」(多賀町)を営む今井義明さん。以前から同駅の雰囲気に引かれていたという今井さんは、別の駅で開催されていた音楽ライブに参加したことをきっかけに、地元の多賀大社前駅でも開いてみたいと考えたという。
周辺地域の人に声をかけたところ多くの賛同者が集まり、2021年4月に「えきなかライブ」としてスタートした。4年間続けてきた同ライブは、今回で17回目を数える。
当日は、周辺地域の人や近隣の大学生、県外からなど50人ほどが、演奏者が奏でる昭和の名曲から最近流行している曲を楽しんだ。普段は静かな時間も多い駅が、駅舎の外にまで人があふれるほどにぎわいを見せていた。
出演者は音楽を披露するだけでなく、観客としてもステージを楽しみながら、共に設営や片付けにも携わる。「みんなで作り上げる、温かい空気感を大事にしている」と今井さんは話す。「老若男女、幅広い人に、聴きに来たり、出演したりしてほしい」と話す。
今後も定期的に開催していく。