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彦根にコミュニティースペース「お花さんち。」 介護・育児の悩み話せる場に

お花さんち。を運営する永田めぐみさんと望田絡さん(写真提供=お花さんち。)

お花さんち。を運営する永田めぐみさんと望田絡さん(写真提供=お花さんち。)

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 彦根のコミュニティースペース「お花さんち。」(彦根市岡町)がオープンして、6月1日で2カ月がたった。

実家のように気軽に立ち寄ってほしい(写真提供=お花さんち。)

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 「老若男女が集い、つながる」をコンセプトに空き家を活用した同施設。1階には、誰でも自由に使えるフリースペースと運営メンバーの共同オフィスを設ける。2階は約10畳半の和室があり、6月中には有償のレンタルスペースや自習室としての稼働を計画している。フリースペースには、書籍や絵本、玩具、カードゲームなどを用意している。

 運営するのは介護情報を発信する「にじいろのからす」。代表は社会教育施設の管理や育児と介護のダブルケア経験を持つ永田めぐみさん。

 永田さんは「ダブルケアのおしゃべり会」を月1回開催する中で、「もっと定期的に話せて、自身の仕事もできるような拠点を持ちたい」と思うようになったという。保育士でベビーシッターのモノカゲ保育office代表の望田絡さんがその思いに共感し、運営メンバーとして加わった。物件が決まった昨年の秋からオープンに向けて準備を進めてきたという。

 「お花さんち。」の施設名には「実家でおばあちゃんが迎えてくれるような昭和の懐かしい感じ」「○○さん家(ち)という親しみやすさ、出かけやすさ」といった思いを込めた。「オハナ」はハワイ語で「家族」という意味もある。

 定期的に利用しているという市内在住の小林唯さんは「実家に帰ってきたような感じで、子どもも大人もホッとできる場所。これから開催される講座にも参加したい」と話していた。

 5月には、子どもの発達特性が気になる保護者の会やダブルケアのおしゃべり会などの企画も始まった。永田さんは「これからやってみたいことを気軽に話せ、介護や育児で大変な人も、ここに来たら頑張れるかも、と思える場所にしたい。世代問わず交流が生まれるような仕掛けも考えていく。実家に帰ってくる感じで気軽に来てもらえれば」と呼びかける。

 開館日時は同施設のインスタグラムや公式LINEで案内する。駐車場あり。

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