食べる 見る・遊ぶ 学ぶ・知る

彦根のコミュニテイーカフェでハロウィーンイベント 滋賀の怪談語りも 

(左から)怪談語り部の湖太郎さん、「オンユアマーク」店主の忠田季空さん

(左から)怪談語り部の湖太郎さん、「オンユアマーク」店主の忠田季空さん

  • 0

  •  

 彦根にあるコミュニティーカフェ「オンユアマーク1号店」(彦根市京町3)で11月1日、ハロウィーンイベント「ハロウィンナイト&恐怖滋賀怪談語り」が開催される。

過去の怪談紙芝居の様子(写真提供=近江怪談クラブ)

[広告]

 当日は、ハロウィーンにちなんだ限定フードや工作体験に加え、「近江怪談クラブ」による怪談語りも行う。

 怪談の語り部を務めるのは、「近江怪談クラブ」を主宰し「怪談語り部」として活動する湖太郎さん(大津市在住)と高丸とし由季さん。湖太郎さんは、小学生の時に「耳なし芳一」などの古典怪談に魅了され、それから長年、趣味として妖怪や地域の怪談を研究してきたという。「地域に言い伝えられている怪談は、その土地の歴史や文化と深く結びついている」と話す。

 1児の父でもある湖太郎さん。子どもたちが自分の住む地域にまつわる「怪談話」を通して、地元の歴史や文化に親しみ、町をもっと好きになってもらえたらという思いから、昨年、クラブを設立。語り部活動をスタートさせた。

 当日は、部屋を薄暗くし、ろうそくなどの明かりをともした空間で、参加者と車座になり、皿屋敷などの彦根城や彦根エリアに伝わる怪談をいくつか披露する。単に怖がらせるだけでなく、参加者との対話を重視して「ちょっぴり怖くて楽しい雰囲気で進める」という。

 カフェでは、お化けの形をした当日限定の焼き菓子など、オリジナルフードを用意。誰でも気軽に参加できるランタン作りの工作体験も楽しめる。「怪談は怖い」と感じる人や小さな子どもも怪談に親しんでもらえるよう、明るく軽快な口調で湖太郎さん手作りの怪談紙芝居も披露する。

 店主の忠田季空さんは「昔からの言い伝えには、何か伝えたいことが込められていたりする。怖いだけじゃなくて文化の継承や戒めなどもあり、若い子たちにも語り次いでもらえれば」と怪談語りへの思いを語る。

 湖太郎さんは「彦根は怪談話が多く残る不思議なまち。ちょっぴり怖くて不思議な怪談を親子で楽しみながら、地元に伝わる言い伝えや文化に触れてほしい。『自分の地元にそんなところがあったんだ』と発見にもなるかも。ぜひ楽しみに来てもらえれば」と参加を呼びかける。

 開催時間は17時~20時。参加無料(飲食代と工作代は別途必要)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース