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秦荘西小で「ハッピーペイントプロジェクト」 6年生がプールの壁に絵を描く

プールの壁面に下地を塗る児童たち

プールの壁面に下地を塗る児童たち

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 秦荘西小学校(愛荘町島川)6年生の児童が卒業制作として、現在、古くなり塗装が剥がれていたプールの壁面に絵を描く取り組み「HAPPY PAINT PROJECT (ハッピー・ペイント・プロジェクト)」を進めている。

ローラーなどの道具は地域の塗装屋「真心塗家」からの提供

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 日本ペイント(東京都品川区)が2017(平成29)年から行っている同プロジェクト。同校は、同社の協賛を得て地域学校協働本部事務局と共に同プロジェクトに取り組んでいる。塗装に必要なシーラーや白いペンキは、同社から提供されたものを使っている。

 プロジェクトのきっかけについて、同事務局推進委員の大辻登代子さんは「経年劣化により汚れが目立っていたプールの壁面について塗装を学校側へ提案したところ、日本ペイントの協賛が決まりプロジェクトが立ち上がった」と話す。

 12日に行われた下地作りの作業には6年生の児童も参加した。推進委員の大辻さんや福島美咲さん、地域事業者や住民の協力を得ながら、下地作りが完了した。

 ローラーやはけを手に壁面を塗り進める児童たちは、手や作業着にペンキをつけながらも、楽しそうな表情を見せていた。取り組みに参加する児童たちの中からは、「将来はこんな仕事がしたい」という声も聞かれた。

 福島さんは「この取り組みを通して、子どもたちが大人になった時に、周りのサポートがたくさんあったことを思い出してほしい」と話す。

 卒業までの期間をかけて、6年生の児童たちが思いを込めた卒業制作として、壁面に自分たちで考えたデザインの絵を描き、完成させる予定。

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