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彦根・閉館控えるウィズで「彦根市男女共同参画フォーラム」 歩み振り返る

ウィス?て?語り合う利用者

ウィス?て?語り合う利用者

 「彦根市男女共同参画フォーラム」が3月14日、彦根市男女共同参画センターウィズ(彦根市平田町)で開催された。

プレイバックシアターの様子

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 男女共同参画社会の実現に向け、彦根市で実践的な活動を盛り上げようと毎年開催している同フォーラム。例年はホールなどの施設を会場としてきたが、今年は拠点施設である同施設が閉館を迎えることから、これまでの歩みを振り返る機会として同施設で開いた。

 当日は、プレイバック劇団ウィズが、観客の体験談を聞いてその場で即興劇として演じる「プレイバックシアター」を披露。同施設での出会いをきっかけに「こども食堂」を始めた話や、相談を聞いてもらった話などを、3人の演者が再現した。演じた角寿賀子さんは「プレイバック劇団ウィズも2010(平成22)年に開かれた男女共同参画フォーラムの時に結成され、現在に至っている。ここで出会った人や関わった人と思いや時間を共有できて良かった」と話す。

 登録団体のメンバーや利用者がテーブルごとに思い出を語り合う時間では、カリンバの演奏や、過去の写真などのスライド上映が行われ、参加者は同施設での思い出を振り返った。

 開館時に勤務していたという大橋秀子さんは「最初は『敷居が高い』と思われることもあったが、説明に回ったり、広報誌を作ったりした。皆どこか優しさを求めていたように感じていた。しんどさを話してみて楽になれるような空間であってほしかった」と振り返る。館長の鑑継朱里さんは「一人で来ても疎外感がないように心がけていた」と話す。

 同センターは2003(平成15)年に開館。2006(平成18)年に指定管理者制となり、「ウィズで集う会」が運営を担ってきた。各種講座や子育て世代が集える場の提供のほか、市民団体が利用するようになり、男性向けの料理教室や、2010年代からはこども食堂なども開催。年間延べ3万人近くが来館する年もあり、2022年度は2万2000人が利用したが、市の財政難などを理由に閉館が決まっている。同施設は閉館するが、今後の活動の続け方を模索する団体も複数あるという。

 来場した田島一成彦根市長は「これまでの歩みをそのまま引き継ぐのは簡単ではないが、関わってくださった皆さまの知恵を借りながら、これからの男女共同参画のあり方を一緒に考えていきたい」と話す。

 大橋さんは「ここでみんなつながり合った。これからもつながり続けてほしい」と締めくくった。

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