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滋賀大生がフリーペーパー「陵水プラス」 地元飲食店など紹介、新入生に配布

(上から)久保拓己さん、新谷健太朗さん、櫛田陽向さん。「彦根にはたくさんいい店があるので足を運んでみて」と呼びかける

(上から)久保拓己さん、新谷健太朗さん、櫛田陽向さん。「彦根にはたくさんいい店があるので足を運んでみて」と呼びかける

 滋賀大学体育会本部(彦根市馬場1)の学生が、彦根市内の飲食店やサービス店を紹介するフリーペーパー「陵水プラス!!」を自主制作し、4月7日の新入生オリエンテーションで約600人に配布した。残部は学内施設や掲載店舗にも置く。

学生たちが自主的に制作に取り組んだ=陵水プラス

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 同本部委員長の久保拓己さん(3年)は「滋賀大学は学生の8、9割が卒業後に地域外へ就職する。地域にある大学なのに、地域から少し浮いているような感覚をずっと持っていた」と話す。「地域の店には温かみがあり、人とのつながりで店選びをしていることも多いと感じている。『○○さんに会いたいから店に行く』というような関係性を、学生と彦根の店の間に作りたかった」と企画意図を話す。

 着想のきっかけは、他大学の学祭冊子を偶然目にしたこと。クーポンや地域情報が掲載され、学生と店舗の双方に利点がある仕組みを見て、「自分たちでも作りたい」と感じたという。

 企画から、架電、営業、誌面制作までを学生たちで手がけ、1,000部を印刷。昨年10月に準備を始め、年明けの1月から実際に店舗を訪問。最終的に72店舗から広告掲載の協賛を得た。収益は冊子の制作費に充てるとともに、学生の自主的な地域活動費などへ還元する仕組み。

 「地元の若者が頑張っているなら」と協力してくれる店も多かったという。営業を通じて知らない店に自ら足を運んだことで「こんないい店があったのか」という発見もあり、総務部長の新谷健太朗さんは「1回生の頃に知っていたら、もっと通っていたのに」と話す。「スタンプラリーのように全部行きたいと思ってもらえるような、ずっと手元に置いて見てもらえる冊子になれば」とも。

 今後は活動を後輩へ引き継ぐためのマニュアル整備も進める予定。久保さんは「冊子を作ることが目的になってはいけない。地域とのつながりを築くという思いをどう伝えていくかが大切」と話し、副委員長の櫛田陽向さんは「制作に携わる学生にとって、自主的な活動で挑戦の機会を広げられる良い機会になった。この挑戦を見た他の学生が『自分たちもできそうだ』と感じ、彦根や大学全体に良い影響を与えられれば」と期待を込める。

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