愛荘町の金剛輪寺で秋の夜間拝観「名勝庭園ライトアップ」が11月12日、始まった。
金剛輪寺は西明寺、百済寺と共に「湖東三山」の一つで、奈良時代の中頃、聖武天皇の勅願(ちょくがん)により行基により開山された天台宗の寺院。国宝の本堂をはじめ多くの文化財を保有している。紅葉が美しい寺としても知られ、「血染めの紅葉」といわれるほど秋には境内一面が紅葉で深紅に染まる。紅葉は11月中旬から下旬に見頃を迎え、多くの人が訪れる。
金剛輪寺には、桃山時代、江戸時代初期、中期にかけて造られた趣の違う庭園があり、それぞれ国の「名勝」に指定されている。期間中は庭園をライトアップし、黄色や赤色に色づいた紅葉を照らす。
ライトアップ期間中の11月19日、20日、23日、「から紅(くれない)の特別企画」として「湖東三山館あいしょう」で「あいしょう夕市」を開催。屋外テントでテイクアウト用のフードなどを販売するほか、ライトアップ時の入山者各日先着300人を対象に抽選会も行う。
点灯時間は日没~20時(最終入園は19時30分)。入園料は、大人(高校生以上)=600円、中学生=300円、小学生=200円、未就学児無料。本堂、三重塔は拝観できない。11月23日まで。「あいしょう夕市」は15時30分~20時30分。抽選会は17時~20時30分。