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足軽組屋敷・一志郎窯ギャラリーで絵画個展 店先ののれんをモデルに

松林憲一さんの作品「旧足軽屋敷の店先」

松林憲一さんの作品「旧足軽屋敷の店先」

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 彦根の足軽組屋敷にある「再興湖東焼 一志郎窯」のギャラリー&茶房みごと庵(彦根市芹橋2)で現在、彦根市在住の松林憲一さんが描いた「のれんシリーズ」の絵画が展示されている。

「再興湖東焼 一志郎窯」ギャラリー&茶房みごと庵外観

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 同ギャラリーは江戸時代中期の足軽屋敷を改修した建物で、中2階の棟木には1787年の祈とう札が固定されている。彦根の足軽屋敷としては現存最古のものだという。ギャラリーの隣に構える工房で、一度歴史が途絶えた「湖東焼」を陶工・中川一志郎さんが再興し制作。同ギャラリーで作品を展示している。茶房では、一志郎窯で制作した器を選び、お茶を飲むことができる。

 松林憲一さんは退職後の趣味として水彩画を描き始めた。今回展示している「のれんシリーズ」は、松林さんが同ギャラリーの入り口の雰囲気が気に入り描いた3作品。展覧会で受賞したのを機に同ギャラリーで展示することになった。

 作品名「店先」は2021年光陽展で小品奨励賞、「古のれんの店先」は2021年あいしょう絵画展で滋賀報知新聞賞、「旧足軽屋敷の店先」は2022年彦根市美術展覧会で特選彦根文化新聞賞を、それぞれ受賞した。

 松林さんは「歴史や文化に恵まれた足軽屋敷にたたずむ店先に、私の絵心が刺激され作品にした。先生の作品とともに、ぜひご覧になっていただければ」と呼びかける。

 営業時間は11時~16時。ギャラリーは日曜・月曜定休、茶房は火曜・木曜・土曜のみ営業。展示は11月30日まで。

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