
庄堺公園(彦根市開出今町)のバラが見頃を迎え、多くの来園者でにぎわいを見せている。今年は例年より気温が上がらず1週間ほど開花が遅れたが、6月上旬ごろまでが見頃だという。
1991(平成3)年に開園したバラ園では、約2000平方メートルの園内で現在136品種、1470株のバラを栽培している。管理は彦根市都市公園指定管理者の高木・技研 特別共同体の専任職員3人が担い、18人の管理ボランティアが協力している。
昨年追加したが生育不良だった品種の「シルクロード」や「サボン」「サントノーレ」などはたくさんのつぼみをつけたという。加えて、新しい品種を増やすために、昨年から設置している「バラ募金」で今年新たに追加した「ラフランス」「わかな」「コリンクレイブン」なども多くのつぼみをつけた。
現在、期間限定で「バラCafe」も開催。園内に簡易の休憩スペースを設け、フードカーでドリンクやフードを提供している。開催時間は10時~16時。雨天時、バラ園は開園するが、販売は中止となる。5月25日まで。
毎年訪れているという社会福祉法人「千寿会デイサービスセンター」(米原市上多良)利用者は「とてもきれいで品種も多く、楽しい」と笑顔を見せた。
管理担当者は「今年は冬の間に約300株の配置換えを行い、ほぼ全ての品種を間近で見ることができるようになった。ぜひお越しいただければ」と来園を呼びかける。
入園無料。