
「サマーナイトフェスティバル」が7月26日、彦根の中央・銀座・登り町グリーン通りの各商店街一帯で開催される。
昨年の「彦根ばやし」の様子。今年は新たな振り付けも加えている。忠田さんは「最高に熱く盛り上がる夏を皆さん一緒に楽しみましょう」と呼びかける
同フェスは、子どもから大人まで楽しめる、中央・銀座・登リ町グリーン通り商店街の夏の恒例イベント。商店街のアーケードを歩行者天国にし、各商店街に露店やテント、催しコーナーが立ち並ぶ。
銀座商店街の「彦根親子劇場」では、どれでも10円の子ども向けフリーマーケット「ふろしき市」や「昔遊び」(17時~19時)、景品がもらえる「ダーツゲーム」(17時45分~19時16分、3回500円)などを用意。オンユアマーク2号店では、彦根のスポットをテーマにした「謎解き『まちまっぷからの挑戦』」や「夏の思い出マップ作り」なども行う。
中央商店街ではスーパーボールすくいやかき氷が楽しめるキッズコーナーや屋台村、登リ町グリーン通り商店街では大屋台村のほか、ストリートダンスバトルやビンゴ大会を行う。
銀座商店街にある旧滋賀銀行彦根支店駐車場に設ける特設ステージ「熱風」では、18時からキッズダンスステージや近江高校・彦根翔西館高校の生徒、滋賀県立大学の学生によるミニライブなどを上演。19時ごろからは「彦根ばやし」で会場を盛り上げる。
「彦根ばやし」は、彦根藩16代藩主・井伊直弼による開国100周年を記念して1960(昭和35)年に作られた曲。毎年8月8日前後に「彦根ばやし総おどり大会」を開催し、彦根の夏の風物詩としてにぎわいを見せたという。しかし、時代とともに参加者が減少し、2019年を最後に総おどり大会は開催されていなかった。
みんなで踊る彦根ばやしが昨年、同フェスで復活。東京都中野区の「盆ジョビィ」をヒントに、商店街の組合やオンユアマーク店主の忠田季空さんを中心に、学生たちと共に、現代の曲をリミックスした彦根ばやしに昔ながらの振り付けを合わせて披露した。今年は数回に分けて披露し、参加者と一緒に彦根ばやしを踊る。ステージ名の「熱風」には、新しい人や物事が風のように動き、熱い心を持った学生や若者が新しい風を吹き込んでほしいという思いを込める。
銀座商店街の藤塚慎也理事長は「かつての銀座商店街のにぎわいの象徴でもあった『彦根ばやし』を昨年から新たな形で復活させ、若者も楽しめるものにアレンジした。ぜひ皆さん一緒に楽しみましょう」と呼びかける。
開催時間は17時~21時。