
5月11日に彦根城一帯で開催された「彦根城写生大会2025~歴史を写し、未来を描け~」の表彰式が7月27日、ビバシティ彦根センタープラザ(彦根市竹ケ鼻町)で行われた。今年で57回目を迎えた恒例行事で、主催は彦根青年会議所。
写生大会には1歳~92歳の幅広い世代の約270人が参加し、約180点の作品応募があった。市内はもとより、周辺市町や県外からの応募もあったという。
表彰式では、同会議所の山田雅崇理事長や田島一成彦根市長のあいさつの後、各優秀賞の表彰を行い、受賞者には、賞状と自身の作品がプリントされたエコバッグを贈った。
夫婦で受賞した牧野織江さんは「結婚して彦根に来た2009(平成21)年以来、10回以上参加している。彦根と言えば彦根城。魅力がたくさんあり、いろいろな角度から絵を描くことができる」と話す。夫で彦根生まれの幸夫さんも「世界遺産となった彦根城を描ければ」と笑顔を見せた。
兄弟で受賞した今永司さん(旭森小学校3年)と誠さん(同2年)は、4年前に彦根に引っ越して以来、毎年参加しているという。「表彰されてうれしかった。また参加したい」と話していた。
担当した同会議所の米森麗那地域未来構築委員長は「今年は写生大会だけでなく、フォトコンテストや四番町スクエアでのホラーナイトも開くことで、若い世代の方や普段あまり絵を描かない方にも参加していただけた。これからも彦根の文化や歴史に興味を持ってもらえるような事業に取り組んでいきたい」と意気込みを見せた。
写生大会の作品は8月2日まで、ビバシティ彦根2階「みどりの広場」で展示している。フォトコンテストの入賞作品は、同会議所のウェブサイトとインスタグラムで掲載している。