愛荘町の中山道愛知川宿で4月29日、公募で応募のあったのれんを展示する「中山道愛知川宿 のれんアート」が始まる。
中山道や地域の活性化を目的に2008(平成20)年に始めた同企画。今年で15回目。コロナ禍で中止が続いた「愛知川祇園花火大会」が今年再開されるのを受け、テーマは「花火」。公募で受け付けた色とりどりの「花火」を描いたのれんが、中山道沿いの商店や民家の軒先を彩る。併せて、過去の歴代特選受賞者や親交のある岐阜県大井宿からの作品を、愛知川ふれあい本陣(愛荘町愛知川)の館内に展示する。
カラフルなパッチワークや刺しゅうを施したり、ビーズやフエルトで「花火草」(ハゼラン)を表現したり、絵の具やペンなどを使いさまざまな手法で描いたりした花火が並ぶ。のれんの横には、愛知川保育園の園児が作った短冊が揺れる風鈴も飾り、軽やかな風鈴の音が響く。
愛荘町観光協会の若林友梨さんは、「作品それぞれにいろいろな『花火』が描かれている。中山道歩きをしている方や地域の方の目に触れ、楽しんでもらえれば」と話す。
展示後、特選や特別賞など各賞を決める。のれんの「展示マップ」は愛知川ふれあい本陣ほかで入手できる。5月7日まで。