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彦根の老舗フレンチ「ル・セルポワヴル」が営業再開 事業継承で

店舗の外装=「ル・セルポワヴル」

店舗の外装=「ル・セルポワヴル」

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 昨年 12 月でいったん閉店したフランス料理店「ル・セルポワヴル」(彦根市松原町)が 9 月 1 日、全面改装を終え、リニューアルオープンした。企画運営は合同会社ポアブル(松原町)。

店内の様子=「ル・セルポワヴル」

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 1989(平成元)年創業で、当時彦根では名が知れていたレストラン「輪ごん」のシェフが独立開業したフレンチレストラン。「輪ごんハンバーグ」「パン包みスープ」を名物料理とし、30年以上にわたり地元客や市外の客にも親しまれてきたが、同社が事業継承し営業を再開した。

 代表の松本國義さんは「地域に親しまれているおいしい料理、味を後世に残したい。地域の人たちが望む空間・エリアを提供し、地域活性化を地域と一体となって実行したいとの思いで事業継承を引き受けた」と話す。

 シンボルカラーにオレンジを採用し、店の雰囲気を明るく仕上げた。店内はパーティー、会合など、多目的に使えるレイアウトにした。トイレを含む店全体をバリアフリー化して、年配・身体の不自由な人にも配慮する。料理長は、「ル・セルポワヴル」で 25 年間副料理長を務めた小野山茂子さん。以前の同店の味を継承し提供する。

 ランチメニューは長年提供してきた、ランチコース(2,900 円)、お子さまコース(1,900 円)、お祝いコース(6,200 円、要予約)。ディナーメニューは、セルコース(4,200 円)、ポワヴルコース(5,900 円)、スペシャルディナーコース(1 万2,000 円、要予約)。ドリンクメニューも用意する。

 新たな取り組みとして、小野山さんと副料理長の小林慧さんがテイクアウト用の新たなメニュー開発に取り組んでいる。フレンチを店外でも楽しめる弁当や仕出し、名物「輪ごんハンバーグ」「手作りパン」を組み合わせて作るハンバーガー、看板メニュー「パン包みスープ」などのテイクアウトメニューを提供していくという。

 松本さんは「長年愛されてきた当店の味を再び提供できることになった。これからは、地元のお客さまのみならず、インスタなどで知名度を上げ、観光・イベントなどのお客さまにも気軽にお越しいただける大衆レストランを目指したい」と意気込みを見せる。

 営業時間は、ランチ=11 時30分~14 時30分、ディナー=17 時30 分~20 時30 分。月曜定休・火曜不定休。

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