社会福祉法人彦根市社会福祉協議会(TEL 0749-22-2821)の地域づくりボランティアセンターが6月末、働く世代、子育て世代に向けたボランティア冊子「七色story(なないろストーリー)」を発行した。
冊子の表紙は上田三佳さんの作品「refreshing color day」。同作品の色彩を重ねたデザインが、「無理なく一歩進むには、今の自分ができることを重ねて深めていく心持ちでいたい」という編集担当の思いを表現しているように感じられたことから採用したという。
誌面では仕事や生活の延長として取り組めるボランティア活動の内容を掲載。実際に活動を通して得られたエピソード、経験者にとってのボランティアの魅力を伝える。「働く世代、子育て世代のよりよい暮らしと自分のやりたいこと」というテーマで「いろあわせ」社長の北川雄士さんと「あおいふき」の柳生麻里さんの対談も載せる。
編集担当の沼波洋子さんは「未経験者やボランティアに対して苦手意識のある方にも読みやすいテーマやデザインにした。ボランティアというと、まだまだ敷居が高く、『特別な活動』というイメージが強いが、気軽に助け合いができる仲間づくりのようになれば。ボランティアを時間の使い方の一つと捉え、仕事や趣味の延長であるように感じることができるような提案もしているので、手に取ってほしい」と笑顔を見せる。
先着500部限定で、希望者に配布している。問い合わせは同協議会まで。