愛荘町立秦荘中学校(愛荘町安孫子)の生徒会が1月31日、「令和6年能登半島地震」に対する募金活動で集めた義援金を愛荘町役場に持参し担当者へ手渡した。
1月1日に発生した能登半島地震を受け、同中2年の生徒会会長、今西陽さんが校内での募金活動を思いつき、生徒会で呼びかけ計画した。今西さんは「地震は衝撃的で、被害の大きさに驚いた。自分にできることはないか、少しでも被災者の方々の役に立てることはないかと思い、募金活動を思いついた」と振り返る。
1月15日~26日の月曜・水曜・金曜の6日間、朝の登校時に同校昇降口に生徒会役員が立ち、募金活動を行った。手作りのポスターなどで生徒たちに周知し、募金箱を持ち呼びかけた。多くの生徒が募金に協力し、生徒を通じ家族からの寄付も集まったという。生徒会役員らは「みんなで一丸となって活動でき、今日無事に届けることができて良かった」「自分たちでできることを探しながら、これからも取り組んでいきたい」と話す。
集まった金額は5万4,100円。生徒会役員7人が秦荘庁舎を訪れ、愛荘町役場福祉課の小林充周さんに集まった義援金を手渡した。預かった義援金は愛荘町から赤十字の滋賀県支部に送られ、その後、本社を通じ被災地支援に使われる。