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愛荘町の中高生、手縫いで「箸袋」製作 一人暮らしの高齢者へプレゼント

ひと針ずつ丁寧に

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 地域の一人ぐらしの高齢者へプレゼントする「箸袋」作りイベントが7月21日、愛荘町の愛知高校セミナーハウス(愛荘町愛知川)で開催された。主催は居場所づくり団体「ぱらでいろ」代表の原一晃さん。当日は愛知中学・高校の生徒やボランティアが参加した。

滋賀県大生の田村彩華さん。

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 布は、寝装品の製造・販売を手がけるウエスティ(愛荘町市)が愛荘町社会福祉協議会に「あまり布を何かに使ってほしい」と提供したものを使った。滋賀県立大学ハンドメーキングサークルが箸袋の製作を企画し、愛知中学・高校・高等養護学校、地域ボランティア協力の下、同イベントが実現した。製作した箸袋は社協へ寄付の後、町内の一人暮らしの高齢者へ配布する。

 当日、初めは緊張も見られたが、手順などを教え合ったりするうちに笑い声も起きるようになった。和やかな雰囲気の中、作業は進んだ。参加生徒の一人は「誰かのために手芸をするのは初めて。思ったより簡単で、家に帰っても作ってみたい。友達といろいろなことを話しながら楽しく作業できた。誰かのためになるのかと思うと、うれしいし楽しみ」と笑顔で話していた。

 滋賀県立大生の田村彩華さんは「みんな楽しそうに取り組んでくれてうれしい。参加した生徒がボランティアに興味を持ってもらえてうれしい」と声を弾ませる。

 主催者の原さんは「地域の方や生徒、学生と年齢を超えた交流の場にもなり、手仕事を通してみんなが優しい気持ちを紡ぎ出せたことがとてもうれしい。これからも、こうした場を提供していきたい」と顔をほころばせる。

 今後、秋まで同イベントを定期的に開いていく予定だという。

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