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ひこね合唱倶楽部が結成1周年 「合唱のかっこよさや楽しさを伝えたい」

ひこね合唱倶楽部メンバー(5月12日撮影)

ひこね合唱倶楽部メンバー(5月12日撮影)

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 彦根児童合唱団卒業生を中心に結成された「ひこね合唱倶楽部」が5月10日で結成1周年を迎えた。

練習風景=ひこね合唱倶楽部

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 主宰は善利恵子さん。長女のなつめさんが高校卒業と同時に、所属していた彦根児童合唱団を卒団し合唱から遠のいたことをきっかけに、「地元で若手中心の合唱団」を結成することを決意。なつめさんも立ち上げメンバーとして参加し、児童合唱団の卒団生に声をかけるなどして結成が実現した。現在、市内在住の10~30代の男女12人が活動している。

 練習は毎週日曜、東地区公民館(彦根市大東町)で行う。講師のアドバイスを元に、部員たちで練習内容やパートを決め、和やかな雰囲気の中、発声練習や合唱曲の練習に励んでいる。月2回は、音楽講師を務める中島知子さん、彦根児童合唱団で伴奏を務める中島富美さんを講師に迎え、本格的なレッスンを行う。楽譜が読めなくてもアプリなどを利用し、自分で合唱の練習ができるという。

 なつめさんは「卒団してから、彦根で若手中心の合唱をする場や機会がなかった。歌うことが大好きで、『地元』で合唱をしたいという思いがずっとあり、母と一緒に倶楽部を立ち上げた。今歌えることがうれしい。楽しんで歌える場になれば」と話す。子育て中の部員もいて、練習日には子どもを連れてくる。子どもを連れて通っている部員の一人は「気楽に子どもを連れて来られるのはありがたい。合唱を練習する場ができ、楽しみに通っている」と笑顔を見せる。最近では彦根児童合唱団の卒団生ではないメンバーも入ってきた。

 善利さんは「1年間の活動を通して、少しずつ形になってきた。今後は市内のイベントや演奏会に出演し、活動の場を広げていきたい」と意気込む。善利さんには、合唱の「楽しさ」「面白さ」「かっこよさ」を伝えたい思いもあるという。「若い人たちが気軽に合唱を楽しめる場になれば。未経験者でも子連れでも大丈夫。ぜひ見学に来てもらえれば」と呼びかける。

 月謝は3,000円。高校生以上。現在、新たな団員も募集している。

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